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一人ひとりが自分らしくチャレンジできる会社づくりを目指して。

 

 

お   名   前:甲斐 由記
卒       業:2000 年
当  時  の  部  活  動:ブラスバンド部
お世話になった先生:南先生、田村靖子先生、渡辺進先生
ご   職   業:会社員
連   絡   先:yuki.kai.ne@west.ntt.co.jp

Q.現在のお仕事について教えてください。

西日本電信電話株式会社の総務人事部にて、グループ社員約3,5万人のダイバーシティ&インクルージョン推進業務を担当しています。
女性活躍推進、障がい者活躍推進、LGBTQ 理解醸成、さらに自律キャリア形成の支援も行い“「ちがい」を価値として一人ひとりが自分らしくチャレンジする会社づくりをめざして取り組んでいます。

Q.なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?

就職活動時には様々な職種の会社を見ていましたが、インフラ業界ならではの「お客さまを選ばない難しさ」にチャレンジしたいと思ったことと、ICT の未来に可能性を感じて入社しました。
また働いてる社員の方が非常に面白くて素敵な方だったことも決め手でした。

Q.実際に働いてみてどうですか?

社員さんに感じた印象は今でも変わることなく、面白い人に囲まれて幸せだなと思っています。
もちろん仕事なので苦労はたくさんありますが、まわりの方に助けられながらチャレンジし続けることができていると思います。
このお仕事の難しいところは現状大きな不自由もなく活躍できている人たちの理解の幅を広げてもらうというところにあると思っていて、いろんな人に「今の考え方を変えてもらわないといけない」ということなんですね。

日本ではどんどん人口が減っていて、いよいよこれから誰が働くの?となったときにいろんな人が活躍できる状態にないと会社を続けていくということが難しくなってきてしまうんです。
会社とか社会を存続させていくためにも「なぜこれが必要なのか」とか「どうして今これを頑張らないといけないのか」みたいなものを、どうやって理解してもらうかというところが今の課題ですね。
これからいろんな人に活躍してもらえるような会社にしていくためにも、どういうサポートをすればみんなが前向きに取り組んでもらえるかという部分を意識して頑張っていきたいと思います。

Q.この仕事のやりがいは?

今は社員さん1人1人に向き合うことが多いんですが、その方たちが少しでも前向きになっている様子を見たり、なにか新しいことにチャレンジされる姿を見ることができる部分にやりがいを感じます。
たとえばうちの会社でも「女性活躍」という部分でまだまだ課題があると感じていて、「女性だから」という理由で自分の可能性に蓋をせざるを得ない人たちがたくさんいるのが現状です。
私は女性の社員さんと面談をしたりして、キャリアの向き合い方や不安みたいなものを聞き出すというようなことをしているんですけど、その中で「本当はもっと活躍したいという気持ちがあったのにフタをしていました」とかいう話を聞くことがあります。

女性活躍の推進で言うと、今まで発生していた男女のギャップを埋めようとしている段階なので、それを目の当たりにしている人たちからすると「女性ばかり優遇されているんじゃないか」という感覚になってしまう方もいるようです。
伝えてもなかなかうまく伝わらないというもどかしさがあったりして…そこが一番大変ですね。
ただそんな中でも面談をした人から「気分が明るくなった」とか「前向きにチャレンジしてみようと思います!」というような感想をいただくことがあって、そんな時にやっていてよかったなと感じます!

Q.仁川学院時代に学んだことで今の仕事に生きていることはありますか?

目的達成意欲だと思います。
ブラスバンド部や勉強もそうですが、目標に向かって頑張り続けることの大切さを教えてもらいましたし、そうできるように先生方には寄り添っていただいたなと感謝しています。

高校時代に友達と活動停止している同好会みたいなものを復活させたことがあるんですが、そんな時にも先生は面倒くさい素振りは一切見せず、ちゃんと生徒のやりたいことを受け入れてやりたいようにさせてくれたり、とても自主性を尊重してくれる環境だったなと思っています。

興味や好奇心、行動のタイミングって本当に人によってそれぞれだと思うんです。
私が「これに挑戦してみたい!」と感じたときに「いや、今はそれをするときじゃないよ。」みたいに止められると嫌になっちゃったりとかくじけてしまったりしていたのかな?と思うんですが、ちゃんと一人ひとりをよく見て生徒の「やりたい!」をかなえるために考えてくれたり、サポートしてくれる学校や先生の存在というのは今振り返ってみても素晴らしいことだったんだなと感じます。

Q.どんな学生時代を過ごされていましたか?

学生時代はとにかく勉強をしていました。
勉強をするようになったきっかけなんですけど「大学受験とかで一気にたくさん勉強するのは嫌だ」ということで薄くコツコツ続けていこうと思ったんです。
最初は「受験シーズンに苦労したくない!」がきっかけだったんですが、毎日勉強するっていうのを始めたらだんだんと面白くなってきてですね…
最終的に試験で一番になることを目標に勉強をするようになっていました(笑)

ただ勉強がおもしろくなったのも先生の協力もあったからなのかな?と思います。
興味のある分野を勉強するようになったときに選択科目以外の教科も特別に教えてくれたり、私の興味に寄り添ってくれたことがとてもありがたかったなと思います。

また部活動では当時特に強いクラブではなかったんですけど、そんな中でも賞を取るようになるまで成長したり、南先生のリーダーシップがすごかったんだろうなと感じています。
当時は先生の存在について深く考えることはなかったんですけど、私たちのために常にそこにいてくださったということはありがたいことだったんだと思いました。
他にも湊先輩がインタビューでお話しされてましたけど、水戦争は思い出に残っていますね…!

音楽に打ち込んだ青春時代。音楽が繋いだ「人」と「今」

今考えるとあの日常も当たり前じゃなかったんだなと思います。
「全力で楽しむ合宿!」みたいな感じでとてもいい思い出です。
練習も厳しかったですけど何をするにしても一生懸命取り組んでいたように思います。

Q.仁川学院卒業後は、どのようにしておられましたか?

大学時代に社会学を学ぶ一方、1年間休学してスコットランドに留学しました。
留学のきっかけは大学で帰国子女の友達ができたことでした。
その子がとても上手に英語を操っていて「かっこいいな」と思ったことと「学生時代しかこういうことができないんじゃないかな?」と思ったのが理由です。
「なぜスコットランド…?」と思われるかもしれませんが、私はハリーポッターが好きだったんで…それが理由です(笑)

留学先ではフランスとかスペインの人が多かったんですが、なんだかみんなすごく自信に満ち溢れてるなというのが印象的でした。
そういう人たちを見たときに、自分のありのままを認めてるなということを強く感じて、自分の中に確固たる自信を持ってるから、人に与える印象とかも変わるんだなということにこの時気がつきました。
日本人は結構謙遜しがちなところがあると思うんです。
「自分はこんなことができるよ!」というようなプレゼンテーションもしない人が多いと思うんですが、根拠はなかったとしてもありのままの自分を認めて、自信を持って生きた方が人生は楽しそうだと感じました。

留学がきっかけでその後いろいろなことに臆することがなくなったと思います。
「自分なんて…」と思うこともなくなったし、それまでは小さくこじんまりと生きていたのが何でもできるような気持ちになったみたいな変化はありましたね。

なのでこの留学は私にとって大きなターニングポイントだったなと感じています。
人生一回きりなので挑戦したいと思ったことはどんどんやってみた方がいいんだなと感じました。

Q.仁川学院時代の印象に残っている思い出はありますか?

ブラスバンド部のコンクールです。
うまくいった年も悔しかった年もいろいろありましたが、全員で何かに真剣に取り組み、本番で指揮者のタクトがあがった時、全員の息がひとつになる瞬間は今思い出しても鳥肌が立ちます。
演奏後にうれし涙、悔し涙をみんなで流したのも青春だったなと思います。

一問一答

Q.仁川学院に入学しようと思ったのは何故ですか?

小学校から通っていてそのまま高校まで進学しました。

Q.あなたが思う仁川学院の一番いいところを教えてください。

バランスのとれた校風だと思いますし、一生懸命やる人をすごく応援してくださるところだと思います。

Q.もし、今の記憶のまま仁川学院時代に戻れるとしたら何をしますか?

同じように勉強に励みながら、ブラスバンドをやると思います。
ひとつ変えるとすると当時はいまほど自分に自信がなかったので、もっと自分の可能性を信じて高いチャレンジをしたいなと思います。

Q.仁川学院の卒業生の皆様に何かPRしたいことはございますか?

NTT 西日本のダイバーシティ&インクルージョンのコンセプト動画を作成しましたので、興
味ある方はぜひ御覧ください。すべて実際に働く社員さんが出演し、ご自身の思いを語っているものになっています。

Q.仕事や趣味で繋がりたい方がいましたら教えてください。

企業内でダイバーシティ&インクルージョン推進やキャリア形成支援などのお仕事をされてる方がおられたらぜひ意見交換させていただきたいです。

Q.最後に仁川学院学生の皆様にメッセージをお願いします。

誰しもが自分の望むものになれると思っています。
自分の可能性を閉ざさずに、いろんなことにチャレンジし続けてほしいです。

インタビューを終えて

過去にインタビューさせていただいた湊様と同じように、ブラスバンド部でのお話をされているときはとても楽しそうで、なんだかこちらも楽しくなってしまうような時間でした!
お仕事の話では「どうすれば今をもっとよくできるか」という部分について真剣にお話してくださいました。
一人ひとりが自分らしくチャレンジする会社づくりのためには「誰かがやってくれる」ではなく「自分に何ができるか」という視点が必要なんだと、社会の「今」について深く考えるきっかけになったように思います。
甲斐様、この度はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!