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演者パフォーマンスの最高を様々な人に伝えるしごと

 

岡﨑 充良 さん

卒業:1992年

当時の部活動:吹奏楽部

お世話になった先生:南先生・大峠先生

ご職業 : f-cafe products 株式会社 代表取締役

HP:http://www.f-cafe.com

音楽サロン:https://www.facebook.com/salonnoix

 

Q.現在のお仕事について教えてください。

現在、2つの事業を行っております。 

メインは映像制作をしております。 
ただ、映像制作といってもジャンルの幅が広く、ライブハウス等の設備を設計して導入したり、会議や医療学会などの配信中継、またカメラマンとして取材や製品のビデオ制作、イベントやライブの中継ディレクターなどもしております。
最近では、ショッピングモールで大型ビジョン用の映像設備の設計をいたしました。 
その他在京テレビ局の音楽番組制作などにも関わらせていただいています。
そして、もう一つ仕事は音楽サロンの運営です。

Q.なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?

この音楽サロンに関しましては、サロンで演奏会が行われていたので足を運んだり、録音や収録をしたりと、もともと繋がりがありました。
コロナが流行しだした頃に前オーナーからサロンを辞めるという話がありました。
ちょうどその頃、コロナ流行の勢いは収まらず、友人を含め、全国のクラシック演奏家の練習場所がなくなり、コンサートの相次ぐ中止など、友人達が厳しい状況に追い込まれるのを目の当たりにして、この場所を、彼らが活躍する場として提供できればと思い、私が引き継ぐことを決心しました。

小さなリアル演奏会などは開催可能な場所ですが、これまで自身が培ってきた映像配信の技術を活かして、質の高いライブ中継やオンラインコンサートで、日本だけでなく、全世界に配信できる場所にするべく準備を進めております。 

 

Q.実際に働いてみてどうですか?

クラシック音楽などはずっと変わらない世界ですが、映像業界は日々変化していく世界ですので、絶えず新しい技術を取得していかないといけないです。 
自分自身のアップデートをしていかないといけませんので忙しい業界でもあります。
その反面、自分の好きなジャンルの裏方に入れることはすごく嬉しいですし、良いことだと感じております。
自ら演奏して誰かに感動していただく以上の、色々な喜びを提供できることが何よりも自分自身の喜びになっています。

 

Q.この仕事のやりがいは?

先ほど述べました喜びの他にも、映像が大型ビジョンやテレビ放送で、自分の意図通りにオンエアされた時など、多くの人に自分の思いが伝わる瞬間にやりがいを感じます。自分が良いと感じたものを他の方にも良いと思ってもらえたり、感動していただき、喜んでいただける瞬間は演奏者のやりがいと似ていますね。カッコつけすぎですかね?(笑)

 

Q.仁川学院時代に学んだことで今の仕事に生きていることはありますか?

部活動では音楽のベースとなるものの多くを学びました。
部活動の顧問、南先生は何でも生徒にさせてくれる先生で沢山の経験をさせていただきました。
音楽の構造を理解できるようになったのも部活動での経験のおかげです。

卒業してからも、ニューイヤーコンサート映像・演出の仕事の依頼があったりと感謝でいっぱいです。

 

Q.どんな学生時代を過ごされていましたか?

当時は、おとなしい生徒でしたね。
吹奏楽部が楽しく居心地のいい場所でしたので、日々部活動に励んでおりました。

 

Q.仁川学院卒業後は、どのようにしておられましたか?

仁川学院高等学校を卒業後、大阪音楽大学に進学したのですが、その際唯一専科で楽器を弾かない楽理科に所属しておりました。
楽理科では、音楽の歴史を研究したり、古い音楽のルーツを研究したりしてました。

また、大学時代は音楽制作ソフトの制作会社でアルバイトもしており、卒業後は、その会社にそのまま就職いたしました。
その後フリーとして独立をして、楽器メーカーのデモンストレーターの仕事をしておりました。
独立後、取引がありました、楽器メーカーのローランドが映像の機械を出すタイミングがありまして、音楽と映像が分かるものを探しておられたのですが、私自身大学時代にクラシックコンサートの収録のアルバイトもしておりましたので、その辺りから映像の依頼がメインになってきて今に至ります。

 

Q.仁川学院時代の印象に残っている思い出はありますか?

当時では珍しいコンピューターミュージックを部活動の先生がされていたので、私も興味を持ってやっていたのですが、冬休みにバッハの音楽を全曲打ち込んでくるように言われ、大変な量でしたが成し遂げたことがありました。
まさか先生もやってくるとは思っていなかった様ですが(笑)
その経験のお陰で、バッハの音楽を深く理解できるきっかけになりました。

 

一問一答

Q.仁川学院に入学しようと思ったのは何故ですか?

仁川学院に入学した理由は、小学生のころに先生に勧められたことがきっかけですね。

 

Q.あなたが思う仁川学院の一番いいところを教えてください。

アットホームな雰囲気なところです。また、やりたいことをさせていただける校風でとても良かったです。

 

Q.もし、今の記憶のまま仁川学院時代に戻れるとしたら何をしますか?

やっぱり、吹奏楽部に入って一日楽器を触っていたいです。今考えても、あんなに楽器と触れる時間はないので、とっても貴重だと思います。

 

Q.仁川学院の卒業生の皆様に何かPRしたいことはございますか?

音楽好きな人や、音楽制作、映像制作に興味があるかたは、お声がけください(^^)

 

Q.最後に仁川学院学生の皆様にメッセージをお願いします。

学生生活はとても短い期間ですので、出来るかぎり何でもやってみてください!

 

インタビューを終えて

お話をお伺いしているなかで、吹奏楽部への情熱を感じられる場面が沢山ありました。
学生時代に何か打ち込めることがあるのは、とても貴重な体験だと感じました。
現在も、音楽と関わりの深いお仕事をされており、いきいきと仕事のお話をされているのが印象的でした。
また、吹奏楽部の繋がりが今でも強く、学年を超えて繋がっていることに驚きました。
コロナ禍で厳しい状況ですが、仁川学院高等学校同窓会でも何かイベントが行いたいと感じました。
お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!