
野球×俳優~23歳の挑戦
お 名 前:青山昇馬 |
Q.現在のお仕事について教えてください。
株式会社ジルベルトで就労支援員として食品加工の仕事をしています。
主に野菜のカットを担当しており、特にじゃがいもの皮むきを得意としています。
10分間で約100個、1日で最大2,000個のじゃがいもを処理することもあり、入社して3年たちましたが今では社内で最も速いスピードで作業ができるようになりました。
毎日大量のじゃがいもと向き合っていますが、むけばむくほど技術が磨かれていくので、「今日も記録更新しちゃうかも?」と思いながら作業しています(笑)
Q.この仕事のやりがいは?
特に人参のカット作業にやりがいを感じています。
人参は20kg以上の量を運びながらカットするためかなりの体力が必要ですが、その分達成感がありますね。
食品加工の仕事は一見単調に思われるかもしれませんが自分のスキルが向上し、作業のスピードや精度が上がっていくのを実感できることが面白いです。
Q.現在の生活で力を入れていることは何ですか?
仕事以外では草野球に力を入れています。
昨年10月に新しいチームに加入し、将来的にはピッチャーとして大会で活躍することを目指して日々練習を重ねています。
野球は中学時代に練習していたものの、体調が優れず高校では断念してしまいましたが、今は「好きなことに再び真剣に向き合う時間」を大切にし、高校時代に野球ができなかった分、野球に没頭したいと考えています。
Q.高校時代に学んだことで今の仕事に活きていることはありますか?
苦手なことに向き合った経験が、今の仕事に活きていると感じます。
高校時代は人付き合いが苦手で人間関係に悩むことが多く、友人が離れていくこともありました。
指摘されたことに対して素直に受け止められず反発してしまうこともあり、振り返ってみると当時の自分の行動や言動を後悔することもあります。
しかし、その経験を「自分を見つめ直す機会」と捉え、相手に歩み寄る姿勢を意識するようになりました。
人との関わり方について深く考えることで、少しずつ人間関係を築く力を身につけることができたと思います。
今の仕事では就労者をまとめる「リーダー」という立場にあり、メンバーの気持ちを理解し、適切に寄り添うコミュニケーション能力が求められているので高校時代に自分と向き合うことをしなければ、リーダーは務まらなかったと思います。
Q.仁川学院卒業後は、どのようにしておられましたか?
卒業後は化学系の専門学校に進学しました。
特に深い理由はなかったのですが多くの友人たちが進学することになり、私もその流れに乗ることにしました。
しかし、入学してから約半年で体調を崩し、専門学校を中退せざるを得なくなり、その後は1年間治療に専念しました。
治療を終えた後、将来について悩んでいた時に、母が現在働いている株式会社ジルベルトを紹介してくれたおかげで、無理なく働くことができました。
Q.新しくチャレンジしていることがあれば教えてください
将来的に多くの人の前で活躍できる仕事がしたいと思い、俳優業を目指して現在は事務所に所属し、演技のレッスンを受けています。俳優を目指すようになったのは高校卒業後に憧れの女優さんにSNSでメッセージを送ったことでした。
返事なんて来ないだろうと思っていたのですが、なんとその女優さんから「共演できる日を楽しみにしています。」と返信をいただき、事務所まで紹介してくれました。
この経験が大きな転機となり、俳優を目指す決意を固めました。
現在、事務所に所属してから約3年が経ち毎週90分の演技レッスンを受け、さまざまなシチュエーションで技術を磨いています。
Q.仁川学院時代の印象に残っている思い出はありますか?
日常的な思い出になりますが、野球の応援歌を聴きながら通学していた日々ですね。
高校時代は野球部に入らなかったものの、野球試合の応援歌にハマっていたので、通学時に聴くのが日課でした。
当時はスマホの持ち込みが制限されていましたが、3年生になる頃には許可され、好きな野球応援歌を聴く機会が増えました。
その延長線上で、卒業後にYouTubeチャンネルを開設し、プロ野球の応援歌メドレーや特定のチームの応援歌を紹介する動画を投稿しています。
応援歌が好きで、高校時代もよく聴いていたものを形にしたかったという思いもあり、YouTubeを通じて野球の魅力をより多くの人に伝えることを目標に活動しています。
▼YouTubeチャンネルはこちらから▼
青山昇馬応援歌チャンネル – YouTube
一問一答
Q.仁川学院に入学しようと思ったのは何故ですか?
中学も仁川だったので、そのまま進学しました。
Q.あなたが思う仁川学院の一番いいところを教えてください。
コルベ講堂や聖フランシスコ像といった、他の学校にはない特徴的な施設があり、独自の雰囲気を持っているところです。
Q.もし、今の記憶のまま仁川学院時代に戻れるとしたら何をしますか?
迷わず野球部に入って、思い切り野球に打ち込みたいですね。
Q.仁川学院の卒業生の皆様に何かPRしたいことはございますか?
学生時代、話したかったのに声をかけられなかった人がたくさんいました。
もしこのインタビューを見てくれていたら、ぜひ気軽にDMしてください!
Q.仕事や趣味で繋がりたい方がいましたら教えてください。
野球が好きな方、大歓迎です!ぜひ一緒に野球の話で盛り上がりましょう!
Q.最後に仁川学院学生の皆様にメッセージをお願いします。
私は学生時代に「もっとこうすればよかった」と後悔したことがたくさんありました。
だからこそ、皆さんには悔いのないように、今この瞬間を全力で楽しんでほしいです!
インタビューを終えて
今回は2021年にご卒業された青山昇馬様にインタビューを行いました。
青山様は今回のインタビューを通じて、自身の歩みを振り返る良い機会になったと話してくれました。
高校時代の人間関係の悩みを乗り越え、今のリーダーとしての立場に活かしているという話が、過去の苦労や反省を成長の糧にし、他者と向き合う力を養い、今の仕事に活かしている部分が印象に残りました。
また、俳優業という新たな挑戦や、草野球での活動等、様々なことにチャレンジする青山様に思い切りと情熱を感じます。
どの分野においても、自分の成長を実感しながら前向きに取り組まれている点が非常に印象的でした。
青山様、お忙しい中インタビューに快く応じていただきありがとうございました。