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デザインと共に生きる。父と同じデザイナーという道。

 

 

お   名   前:松田 大河 様
卒       業:2011年
当  時  の  部  活  動:野球部
お世話になった先生:大音先生・藤元先生・澤井先生・中尾先生・辻元先生
ご   職   業:UIUXデザイナー

Q.現在のお仕事について教えてください。

東京でデザイナーをしています。
UIデザインやWEBデザインなどデジタルな分野が主な範囲です。

Q.なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?

私の父がデザイナーをしていたということが大きいと思います。
父はオリックスブルーウェーブ(現 オリックス・バッファローズ)のユニフォームをデザインした経験があるようで、実家には父がデザインしたユニフォームなどの制作物が飾られていました。
成長の過程で日々そういうものを目にする機会が多かったため、必然的にデザイナーという職業に興味を持つようになったのかな、と思います。
また父の仕事環境を見て育った影響なのか、昔からなんとなく「スーツにネクタイを締めて会社に出社する」というイメージがありませんでした。

大学に進学する際、父と将来について話をする機会があり、父に「将来どうすんねん?」ということを言われました。


私はほぼ反射的に「デザイナーになるわ。」と答えていて、そのままデザイン学部がある大学に進学しました。
大学に入ってからはインターンのような形で、*OEMで美容品を製造する会社のパッケージデザインなどをさせていただき経験を積みました。
その後、新卒でデザイン会社に入社して、本格的にデザインのお仕事をするようになります。

*Original Equipment Manufacturingの略。他社ブランドの製品を製造することを意味する。

Q.実際に働いてみて良かったこと・苦労したことは、どんな時ですか?

この仕事をしていて良かった面は、自分を含めたチームのクリエイティブが世の中に出て、人の役に立っているということを実感できる部分です。
私がしている仕事は企業向けのサービスなので、直接お客様の声を聞く機会が少ないのですが、そんな中でも「サービスが使いやすくなった!」や「サイトのおかげで売上が上がりました!」などの声をいただけたときはとても嬉しくなります。

苦労する面でいうと、お客様の求めるものを理解して、それを実現させるデザインを日々追求しなければいけないというところだと思います。
自分が「こういうものを作りたい!」というより、お客様に合わせた新たなデザインを常に作り続けないといけないので、そこは大変だと感じますね。
あとは労働時間が長いところでしょうか(笑)
入社して数年は定時で帰れたことが殆どなく、24時前くらいに帰るのが当たり前の生活を送っていました。

Q.仁川学院時代に学んだことで今の仕事に生きていることはありますか?

「きちんとすることがカッコいい」という価値観を得られたことです。
例えば制服を着る際も、第一ボタンを開けて腰パンをするよりも、体に合ったサイズの制服を着て、綺麗に磨いた革靴を履く方がカッコいい、という風潮がありました。
学生時代に社会に出てからも通用する価値観を得られたことは大きいですね。

 

Q.どんな学生時代を過ごされていましたか?

学生時代は野球部に所属していて、野球部での思い出が大半を占めています。
当時、監督をされていた中尾先生には野球だけではなく、礼儀や人としてきちんとするという部分もしっかりと教えていただきました。
また私たちのキャプテンが成績もよく文武両道だったため、野球部の中で「勉強も頑張ろう!」という風潮がありました。
テスト前は野球部で集まって勉強会をするなど、野球以外のことも疎かにすることなく、良い雰囲気の中で学生時代を過ごせていたように思います。

Q.仁川学院卒業後は、どのようにしておられましたか?

仁川卒業後は大阪のデザイン学部がある大学に進学しました。
大学を出てからは大阪のデザイン会社に就職して、主に企業のWEBサイトのデザインを担当していましたね。
そこで5年ほど働いた後、東京に拠点を移して今の会社でUIUXデザイナーをするようになります。

Q.仁川学院時代の印象に残っている思い出はありますか?

つい最近のことですが、テレビでミスターチルドレンの曲が流れていて「確か1年生の時の合唱コンクールでミスチル歌ったなぁ…」「放課後練習してたな…」と仁川時代のことを思い出していました(笑)

また野球部で印象に残っていることがあります。
とある大会で報徳学園と対決する機会があったんですが、報徳学園はその大会に3年生の控え選手たちで出場していました。
当時も報徳学園は野球が強く、控え選手のチームでもかなりの強敵だったんですが、その大会では仁川学院史上初めて報徳学園に勝利することができたんです。
私たちは新チームで出場していたこともあって、この試合はかなり嬉しくて印象に残っています。

一問一答

Q.仁川学院に入学しようと思ったのは何故ですか?

中学時代の野球チームに澤井先生が関わって下さっていて、そこで仁川学院の存在を知ったことがきっかけで受験しました。

Q.あなたが思う仁川学院の一番いいところを教えてください。

上品で良い人が多かったところが良かったなと思います。

Q.もし、今の記憶のまま仁川学院時代に戻れるとしたら何をしますか?

パソコンの授業とかもう少しちゃんと受けたいです。
あとはAppleとテスラの株を大量に買います!(笑)

Q.最後に仁川学院学生の皆様にメッセージをお願いします。

10年ほど社会人をやってきて、結局「好きなこと、生きがいがある人って素敵だな」と思います。
それが仕事でも趣味でも家族でも、生きがいがある人は日々生活が充実しているように感じます。
ですので、自分が少しでも「好きだな」「やってみたいな」と思ったことを大切に将来突き進んでください!

インタビューを終えて

とても楽しくインタビューをさせていただきました!
同世代で、同じ野球部ということもあって共感できる部分が多かったです。
またインタビューの最中、松田様から逆にインタビューをしていただくような場面があったことがとても印象に残っています(笑)

インタビューでは、その方がどんなことを考えて、どのように今を過ごしているのかを知ることができるのがとても面白いです。
活躍するフィールドや世代が違っていても、それぞれに想いや考えがあって、それが自分自身の生活や活動のモチベーションになったりするのでありがたいですね…!
松田様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!