充実した時間と人の縁
お 名 前:分銅ありさ (川畑ありさ) |
Q.現在のお仕事について教えてください。
株式会社マキシムに勤めています。
神戸レタスというレディースアパレルブランドのPRをしていて、インスタライブでお洋服を紹介したりSNSを使って発信するなど、主にマーケティングに取り組んでいます。
Q.なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?
とにかく服が好きで、やりたいこと好きなことを仕事にしたかったからです。
大学生の頃も4年間アパレルショップ(PLAY ROOMとLaguna Moon)で働いていて、接客の楽しさやお客様の笑顔、服を通して人に発信できる幸せや価値が無数にあることを知ってしまったのでアパレル業界以外は考えられませんでした。
Q.実際に働いてみてどうですか?
アパレル業界は華やかに思われるかもしれませんが実は泥臭い部分も多いんです(笑)
好きな洋服を着て接客や宣伝をしても、それが数字に結びつかなければ意味がありませんし「この洋服が売れるようにするためにはどうしたらいいか」を常に考えなくてはいけません。
「いろんな方法を試して失敗したら次の方法を試す」の繰り返しの中で、常に時代の動きを見続けないといけないのでそこも大変だったりします。
流行りはどんどん移り変わりますし、流行りを追いかけているようでは遅くて、先回りするくらいの気持ちじゃないと、気付いたときには「周りの真似をしてるだけ」になってしまうんですね。
アパレル業界ならではの悩みもたくさんありますが、それ以上に楽しいからやめられないということもお仕事の中でよく感じています!
Q.この仕事のやりがいは?
私は人と関わることが大好きなので、その中で「楽しい!」とか「やっててよかった!」と思えることが多いと思います。
今のお仕事はなんとなく学校に似てるような気がしていて「行くまではしんどいけど行ったら楽しいことが待ってる!」という感じですかね…
お仕事が終わってから「あー、今日も楽しかったなー」と感じることが多いですし、会社の人が好きなのでお仕事に関しては会社の人に会いに行く感覚が強いかもしれないです(笑)
学校だと勉強、会社だと仕事、みたいな感じでそこにやらないといけないことはあるんですけど、そこに行けば好きな人に会えたり「楽しかった」と思うことが多いので、疲れが爽やかに感じることが多いです。
他には友達が「ありさが着てるからかわいく見える!」という理由で洋服を買ってくれたりするとすごく嬉しいです。
自分の周りにいるファッション感度が高い人に認められるとやっぱり嬉しいですし、神戸レタス以外にも選択肢がある中で、自分が商品の宣伝をすることで買ってくれたりすることはアパレルならではのやりがいだと思います。
Q.仁川学院時代に学んだことで今の仕事に生きていることはありますか?
“しんどい時こそ登り坂”
これは受験の時に恩師がよく言ってた言葉です。
仕事以外にも、辛い時やしんどい時はこの言葉に支えられてます。
特に受験の時は毎日のように言っていたので一番支えられました。
去年は復職した時期だったこともあり、育児と家事と仕事をこなしていくことにどうしてもしんどいなと感じることはあったんですが「しんどいのも今だけ」という気持ちで臨んでいました。
生活の中で苦しいことばかりを考えながら生きるということがなくて、しんどいときこそ「土日を楽しみに頑張る」とか「ここまでしっかり頑張ろう」とか「今はつらいけどここを頑張れば…」という気持ちが根付いているかもしれないです。
Q.どんな学生時代を過ごされていましたか?
私は入学した時ピアスが空いていてさらには金髪で、入学式も遅刻するような生徒でした(笑)
幼い頃からオシャレすることが大好きだったので見た目はかなり派手で、メイクもマツエクも先生にしょっちゅう怒られていました。
1年生の頃の担任だった竹中先生は、まだ中身が中学生のままの私とも真摯に向き合ってくれました。
見た目で判断したりせず中身をちゃんと見て、私の良いところにたくさん気付いてくれました。
2、3年生の頃の担任の中西先生にもそれはもうたくさん怒られましたが、それでも先生たちと過ごすうちに気付いたら先生達のことが大好きになっていました。
毎日怒られたりしながらも、学校はとにかく楽しくていい思い出ばかりです。
竹中先生は私の結婚式にもきてくださって、超感動的なスピーチをして下さいました。
大人になってからも母校にはよく遊びに行きますし、先生達ともたまに連絡を取っています。
思い返すと仁川で過ごした日々は全てが楽しかったなぁ…と。
入学当初は先生たちのことをこんなに好きになるとは思いませんでしたし、友達だけじゃなくて今でも関係が続いているほど素敵な先生がたくさんいることも仁川の良いところだと思います!
Q.仁川学院卒業後は、どのようにしておられましたか?
高校卒業後は甲南大学マネジメント創造学部に入学しました。
入学後に*Majority & Minorityのオーディションに合格しグループ所属するようになり、
JJ、ViViなどの読者モデルをしたりとモデル活動をしながら学生生活を送っていました。
大学卒業後は株式会社マキシムに就職し、神戸レタスのアパレル企画バイヤーとして服のデザインを担当、入社してから2年経ったとき大学1年の頃からお付き合いしていた彼と結婚。
その後、娘を二人授かって2022年4月に育児休暇が明けて復職しました。
復職後は神戸レタスのブランドPRの部署に配属され、現在は家事・育児を両立しながら、商品PRのために神戸レタスのインスタライブなどに出演しながら楽しく働いて毎日充実した日々を送っています。
私は仁川学院卒業後、ずっと関西にいます。
高校時代の友達とは大型連休などがあるたびに集まったりしていて、仁川のメンバーは集まったらおもしろいことがわかっているので、今でも長く付き合いが続いているんだろうなと…
高校当時は特に仲良くなくても、最近になって人伝に仲良くなることもあって「高校時代にもっと仲良くしてたらよかったー!」と思うことも多いです。
改めて良い人がたくさん集まっていた学校だったなと思います。
*Majority & Minority…神戸発のファッションエンターテイメントグループ。
Q.仁川学院時代の印象に残っている思い出はありますか?
学校行事は全て楽しくて、今でも高校時代の友達と集まると高校時代の話をよくしています。
体育祭、学祭、合唱コンクール、修学旅行などの大型の行事はもちろん、クリスマスミサなど仁川ならではの行事も全て楽しくて大好きでした。
私はギャルなのに行事ごとを学校で1番楽しんでた生徒だったと思います!仁川学院での出来事はずっと忘れない最高の思い出です。
一問一答
Q.仁川学院に入学しようと思ったのは何故ですか?
仁川学院への進学は母親が決めました。
「共学がいい!」というのがまず第一にあって、共学なら仁川の特進という感じで決まりました。
Q.あなたが思う仁川学院の一番いいところを教えてください。
通ってる子の内面の育ちが良いことと素敵な先生がたくさんいることだと思います。
私は高校から仁川に通い始めたのですが、中学と高校の先生を比べたときに「全然違うな」と感じました。
改めて先生が生徒一人ひとりとしっかり向き合ってくれていたな、と思います。
学生時代、ルールを破ったところを先生に見つかったことがありました。
その時に先生は怒ることはせず「あなたの良いところは素直で正直なところだから、嘘ついて生きてしまうとあなたの良さがなくなってしまう。だから絶対にもう二度とこういう嘘をつくようなことはしないでね。」と言われました。
自分でも悪いことをしている自覚があっただけにそれを言われたときに号泣してしまって…
「あなたのことをちゃんとわかってるし、本当はそんなことしない人だってわかってるから。」と言われたことを今でも鮮明に覚えています。
私は高校入学当初、結構尖っているところがあって(笑)
先生や学校でやらないといけないことに対して反抗しているような感じだったんですが、
そんな中でも私としっかり向き合い続けてくれたことで学校に対する見方が変わるきっかけになったように思います。
友達に会えるので学校は好きだったんですけど、中学時代から「先生」というのは嫌いで…
でも仁川にはいい先生がいて私の良さをしっかり見つけて向き合ってくれたので、仁川に入学してしばらくすると先生のことが大好きになっていました。
△学院祭にて中尾和光先生とのお写真△
Q.もし、今の記憶のまま仁川学院時代に戻れるとしたら何をしますか?
私が過ごした3年間に後悔が一切ないので、あの頃と同じように過ごします。
ただ大人になってから仲良くなった仁川の同級生もたくさんいるので「クラスの枠を超えて色んな人ともっと仲良くしたい!」ということくらいですかね!
Q.仁川学院の卒業生の皆様に何かPRしたいことはございますか?
インスタ、フォローしてください!
http://instagram.com/princess_arisa
あとは、神戸レタスの服を是非チェックしてほしいです!
イベントや仕事など私が関われそうなことがあれば是非お声掛けください!
Q.仕事や趣味で繋がりたい方がいましたら教えてください。
みなさん飲みに行きましょう!!!
Q.最後に仁川学院学生の皆様にメッセージをお願いします。
何気なく過ぎていく毎日も、もう二度と目の前に戻ってくることはありません。
なのでとにかく今を精一杯楽しんで欲しいです!
ありきたりですけど、本当にそうで。
学校で習うことは、人生でそこまで役に立つことがないかもしれないですけど、学校生活で気付くことや学ぶこと、感じることには必ず意味があると思います。(恋愛も含む)
それをいつか分かる日が来るので、悔いのないよう目一杯青春してほしいです!
インタビューを終えて
すごく楽しそうに当時の思い出をお話してくださいました!
今でも高校当時のご友人たちと頻繁に集まるとのことで「集まればとりあえずおもしろい!」とお話される様子をみると、本当に充実した学生生活だったんだなと思います。
毎日を楽しく過ごすコツとして「上り坂はそのうち終わる」くらいの気持ちで過ごしているとお話をされていて、すごく前向きに日々を過ごされているんだなということが伝わってきました。
分銅様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!