変わらぬ思い出~仁川時代のひと時
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こんにちは仁川学院高等学校同窓会運営事務局です。
今回の記事は、過去にインタビューに出演いただいた2回生の方々に集まっていただき、当時の学生時代について語り合う、座談会形式のインタビューとなります。
当時の学生時代を懐かしみながら語り合う仁川学院卒業生の記事を是非、最後までご覧ください。
Q.知り合ったきっかけを教えてください
前川様:長尾君とは部活がきっかけですね。
私は剣道部だったんですが、1時間ぐらいで練習が終わるんです。
長尾君が所属していたテニス部は結構長いこと練習していたのでテニス部に遊びに行ったのをきっかけに長尾君と知り合いました。
武藤君とはなんでやったかな・・?
武藤様:私が覚えているのは、元々私が剣道をやっていたので、学校の体育館で剣道をしていた時に、剣道部だった前川君からビシバシ鍛えられたのは覚えてます(笑)多分そこから一緒にいるようになって卒業後も私の家に泊まりに来てましたし、私の結婚式の時は前川君が司会をしてくれましたし、長い付き合いになりましたよ(笑)
長尾様:前川君とは部活繋がりでしたが、武藤君とは学校生活で知り合ったんじゃなくて、(インタビューを受けた日から)5~6年前に初めて知り合ったんですよ。
私が結婚した奥さんの家族が牧師さんで、結婚した後、洗礼を受けて塚口の教会で武藤さんのお姉さんと知り合ったのがきっかけでした。
私と武藤君のお姉さんとは仲良くて、武藤君のお姉さんから弟が仁川学院出身ということを聞かされてお話したのが知り合ったきっかけです。
私だけ2人と違うクラスだったのもあってか在学中は、武藤君とは面識がなかったんですよ。
Q.学生生活の日常について教えてください
長尾様:基本部活ばっかりしていましたね。
私はテニス部で、授業が終わってから夜まで練習していました。
同窓会:当時はテニス部が立ち上げ段階で、部員も少なかったと仰っていましたよね。
前川様はいかがでしょうか?
前川様:私はよく学校の近所に住んでいる神父さんのところに行ってましたね。
宗教の授業で神様についての授業があるんですけど、私は神様とか全然信じてなかったので、神父や牧師さんに「神様って本当にいるんですか?」って言いに行ってましたよ。
そのあとは決まって、「神ってのは・・・・」って牧師さんが語りだすんですけどね(笑)
長尾様:そんなことしてたん!!(笑)
同窓会:神父様にわざわざ言いに行ってたんですね(笑)
武藤様はいかがでしょうか?
武藤様:私は小説書いたり、当時は映画が娯楽だったので映画ばっかり見ていました。
前川君と大阪の梅田の映画館で12時間ぶっ通しで見たこともありましたよ。
前川様:あんまり覚えてないな(笑)
武藤様:映画館で夕方から次の日の朝まで6本連続で見てましたがきつかったのを覚えてます。
長尾様:何の作品を見たん?
武藤様:人間の條件
長尾様:(笑)
※人間の條件・・・主人公の梶を通して戦争における人間性を描いた作品で当時の多くのスター俳優や女優をキャスティングした大作
Q.当時の学校行事や授業はどんな感じでしたか
長尾様:学校行事は運動会が印象に残ってます。
生徒数が少なかったので中学校の生徒と合同でやってましたし、授業でいうと体育が剣道しかなかったから入学してすぐに、一式道具を買わされましたよ(笑)
前川様:授業でいえば、週に1回教会で、礼拝の授業もあったよね。
長尾様:あったなー
教会のシスターは英会話とか教えてくれてすごい優しかったのを覚えてるよ。
武藤様:確かに、私も少しの間、英語クラブに所属していてシスターに英会話を習ってたけど、優しい印象だったよ。
生徒からは当時のマドンナ的存在で人気だったのを覚えてます。
前川様:いやいや怖かったよ(笑)
教会で歌う授業の時は、ふざけたりするとシスターが片目を閉じてふざけてる生徒を睨んでたりしてたから(笑)
Q.校則が厳しかったと伺いましたが印象的な校則はありますか
長尾様:特に印象的だったのは、男女で校舎が違うことでしょうか。
基本的に学生生活で女子生徒と接する機会はほとんどないので、話したりすることはありませんでした。
私たちの代は、学校内で女子生徒に手を振ったり、喋ったりすると退学になったりするんです。
同窓会:退学になるんですか!!(驚)
長尾様:今では考えられないでしょ(笑)
登下校も男女別にする決まりがあったので、電車に乗る駅もそれぞれ違うんですよ。
同級生の中にはそれが嫌で自主的に退学する人もいたぐらいですから。
同窓会:これだけ校則が厳しいと恋愛話みたいなものも少なかったんじゃないでしょうか?
武藤様:恋愛話みたいなのは全然なかったですね。
ただ、私は恋愛に対して興味はありましたので、女子生徒と文通で会話していたことはありました。
前川様:私の場合は、生徒会に所属していたので、校則を破るようなことはできないですからね(笑)
ほとんどの生徒は仁川学院を卒業してから恋愛するんだと思います。
武藤様:そもそも当時は「デート」とという言葉自体がなかったんです。
若者の男女交際は、「不純異性交遊」というイメージが世間的に強かった時代でしたから。
長尾様:そんな時代だったからか、仁川学院の周辺の学校も女子校や男子校とかが多かったんです。
同級生の中には通学中の電車で他校の女子生徒と話すのが楽しみという生徒もいました。
同窓会:そういった時代背景があったんですね。
学校行事も男女別だったのでしょうか?
前川様:学校行事も男女別だったと思います。
修学旅行の時は、東北地方を9泊で長旅でしたけど、バスを2台借りて、男女別で移動していたような気がするけど違うかったかな?
武藤様:あの時は、女子が先に名所を見終えてから、出発した後、男子が到着って流れだったから徹底してたよ(笑)
Q.インタビューのオファーが来た時の感想をお聞かせください
長尾様:最初に、インタビューのオファーが来たときは、「ええっ」て思いました。
まさか2回生の私に声がかかるなんて思わなかったんです。
一人でインタビューを受けるのは不安だったので、武藤君と前川君で3人一緒に受けようってことで誘ったんですけど、インタビュー当日に2人が体調崩してしまったので結局、一人で受けることになりましたけどね(笑)
武藤様:私も前川君も最初は仁川学院同窓会インタビューって聞いて同窓会事務局って「本当にあるの?」と半信半疑だったんですが、長尾君がインタビューを受けたのを聞いて、「語りながら懐かしさを感じることができた」って聞いて、本当に同窓会事務局ってあるんだと思ったので、早速、母校に恩返ししたいと思って私から同窓会に同窓会サポーターの応募メールを送って、インタビューを受けました。
前川様:私は、2人がインタビューを受けた後に、「次のインタビューに受ける人を紹介してほしい」って同窓会事務局に言われてるからと言われて受けたんですけどね。
武藤君と同じで最初は、気恥ずかしさもあったし、受けることに前向きじゃなかったんですけど、こうして同級生たちと学生時代を語れる機会もできたし、自分の知らない部分とかも聞けたりするのでよかったと思ってます。
長尾様:最初、3人でインタビューを受けようって話になった時、2人が乗り気じゃなかったので、説得が大変でした(笑)
インタビューを終えて
今回は、初の卒業生同士による座談会形式のインタビューでしたがいかがだったでしょうか。
初めての試みで緊張しましたが当時の学生生活を楽しそうに語り合っているひと時を過ごせたおかげもあって緊張がほぐれました。
特に女子生徒に手を振ると退学になってしまうお話は驚きました。
卒業生の中には、当時の仁川学院の校則事情に驚くようなこともあったのではないでしょうか。
厳しい校則もあった学生生活を過ごされていましたが、現在も同級生と交流を続けておられる関係性は素敵なことだと思います。
卒業後の交流も仁川学院のインタビューを受けたことがきっかけで、集まる頻度が増えたと言っていただけたので事務局として今後の活動の励みになるお言葉を頂戴しました。
今回、インタビューを受けてくださった卒業生たちは、過去にもインタビューに出演してくださっておりますので是非、プロフィール欄のURLから記事をご覧ください。
お忙しい中、インタビューにご協力くださりありがとうございました。