音楽 ✕ 異業種 仁川学院同窓生でやってみたい!
また自分自身もそこに興味があって結構シフトしていっていた背景の中で、今回発信したいことは、その音楽を使って何か今皆さんがやられていること、業界とか仕事に掛け算できるものがあれば、ブレストからでも色々な方とコミュニケーションとりたいなと思っていまして、それがこのサイトで発信したかったことです。
油井さんの同窓会インタビュー記事はコチラ
URL:https://nigawa-alumni.jp/future/953/
音楽は最強の掛け算ツール
事務局: 油井さんがされている活動、少しネットとかで見せていただいたんですけど、すごく面白いですね。
ー もともとゲームが起点だったんですけど、任天堂さんのゲーム音楽を作るきっかけがあって、あれ?意外にゲーム業界と音楽業界って全然違うんだっていうことをその仕事の中で知りました。 お互いなんか足りないものがあって、補完しあえるものは結構あったんで、異業種との掛け算で、お互いの価値を高める何かを生み出すことができたなあと。
ー まあそれだったらってことでいろいろアート分野でも活動しました、関西の方だったら姫路城でやったんですけど、アートやビジュアルに強いクリエイティヴカンパニーと組むのを 5 年 6 年ぐらいやってみたり、そういう経験で、いろんな業種と組めるじゃんていうので、食育・ハミガキをテーマにライオンさんとかと一緒に曲作ったりとかっていうのをやりました。
油井さんが関わられた、ライオン株式会社のCSRの一環としてのプロジェクト(ニュースリリース)
<お知らせ> 子どもたちの自己肯定感の向上に貢献する「おくちからだプロジェクト」開始 オーラルケアをテーマとしたダンス動画を一般公開|ニュースリリース | ライオン株式会社 (lion.co.jp)
ー 今、大学でも講師をやってるんですけど、結構音楽の仕事っていうと、皆さん、先生になるか、アーティストになるか、まあ裏方になるかぐらいに 3 択ぐらいのイメージでしかだいたい持ってないんですけど、例えば医療関係に勤めても音楽を使った何かトライはできるし、町おこしであれば、僕の同輩で、 岡本商店街とかでアイドルデビューしたとかいう人がいましたけど、商店街盛り上げるのにアイドルを掛け算するとかいうことすごいいいなって思ったので。
仁川学院の同窓生。「集まるだけでおもしろいはず」
仁川学院の卒業生と今も多くの方と付き合いはありますけど、すごく変わった人たちが多いというか、それこそ先輩に「モリサワフォント」を作った森澤さんとかもいるしとか、色々多岐に渡った「ユニークな人」たちがいるから、仁川の人たちだけ集まるだけでも面白いことできんじゃないかなっていう思いです。
さらに、コロナが始まっての3年くらいは、関西になかなか行けな時期あって、実家はもちろん関西にあるんですが、イベントとかライブある時には帰ってるんですけど、関西の方と仕事することは減ってきたので、今回の発信を通じてまた関西で何かをする機会を増やしたいなというのもあります。
業界を超えてコミュニケーションして「世の中を楽しくしよう!」
音楽の世界って、皆さんからするとちょっと距離があるというかもしれませんが、私は、何になるかわからない段階でコミュニケーションさせて頂いて、みなさんとの距離を縮めつつ、課題をみつけたり、解決できるような何かにつながればなぁという感じて考えています。 例えば「音楽 x 鉄道」って考えれば、列車の中で演奏提供するといったことが思いつきますが、「音」という意味では、電車の走る音、車内に聞こえる「音」といった捉え方もあると思います。
会社、お仕事のスタンスでいうと、「音楽プロデューサー」ですが、個人としては「音プロデューサー」と表現しています。 例えば会議室の「音」、議論が弾む会議室の音とは、とか、緊張しないプレゼン空間をつくる「音」とは、とかといった感じで皆さんの周りには「音」があふれているし、音に興味がない人はいないと思います。 はたらく場所の「音」はすごく重要だと思っています。
なんかそんなような様々な切り口で興味を持ってくださった同窓生の皆様と、ブレストからでも色々お話できればありがたいなぁと思っています。 色々なみなさなまからアクセス頂ければありがたいです。
とにかく、今皆さんが持っている何かと「音」や「音楽」の掛け算で周りの人や世の中が「楽しく」なるようなことができたらいいなぁと思います。
「シームレス」が色々なビジネスのこれからのテーマ
事務局: 例えばですが、古くからある業界など、入職者が少ないことを嘆くわりに、外部への発信や色々なコミュニケーションうまくやれていないとか、私の所属する分野でも同様にそういう悩みを持っています。
そいうい課題を音楽との掛け算で解決するとか。
ー そうですね、「業界」ってなかなか外に開くのって難しいですね。
教育もそうじゃないですか。
確かに先生たちも社会と遠かったりしてますよね。
生徒たちの社会、学校の社会の中にいて、その後、就職するとみんなうまくいかなかったりするのは、学校での学びや経験を一般的な社会において必要なアセットにできていない状態で出ちゃうからだと思います。
実際、音楽界もそうで、普通に仕事してる人たちは音楽の業界だけになってしまって、もうシームレスにしていかないと、YouTube もそうですが、メディアの選択や使い方において、お客さんの方は縦横無尽に動いているのに、音楽業界だけ、セパレートにしてしまっているというのはもうやめていかないと、インターネットを始め、このデジタルになってきた時に、あの業界って何だっけ?となってるかなと僕らもすごく思ってますね。
アジアにおいては市場がどんどん伸びていくKPOPやその他のアジアエンターテインメントを見ていると、日本がそこで勝つためには、一企業でどうにかなる状況でないなと思いました。 日本の国として一丸になって、もっともっとグローバルで勝負できるものにしなければならないと強く思いました。 実際コロナの間はリモートで海外を見てきたわけですが、まさに「日本やばいな」ということを肌に感じた3年間でした。 やはり「コンテンツの強さ」が必要で、そのためにも「業界」でいままでつくって来たものの延長線ではなく、考えもつかないものとの掛け算が必要だなと思っています。
そこで今回の発信の目的「音楽×異業種」なんです。
音楽の授業には社会との接点が必要だと思います。
事務局: 今回の発信は、音楽との異業種の掛け算によって誰かの課題解決につながることのためなのはもちろん、新しいシームレスの形を探っていくキッカケづくりなんですね。 油井さんのご活動に「学校」でのものが色々ありましたがどんな活動なんでしょうか。
ー 音楽教育の先生が集まる学会のようなもののに参加する機会があって、今の教育のままだと、うちの子供たちにとって、音楽の授業つまんないんじゃないかと思って。
その後、教育の先生たちに学校での教育と社会との接点みたいなことをお話するようになった時に、その先生方たちが面白いと言ってくださって。 まあこういう話をもっと学生たちに聞かせたい。 もしくは先生たち同士であの話を面白かったから、今度来てもらおうと言って頂いて学校でお話することが多いです。
そんな中でも比較的私立は呼んでもらいやすいんですけど、ギャランティとかの話とかが壁になる場合は、別に僕はギャラいらないからボランティアでやりますよっていうこともあります。
そういうきっかけから、やっていけばやっていくほど、出口が広がってきたって感じです。
中学や高校も機会はありますが、大学が一番多くて、その次が専門学校から呼んでいただきます。 中学校からはキャリア教育の一環として、あとは中高一貫の学校で大学まであるとことかは、大学で話したのはきっかけで中学でも話してくださいといったパターンもあります。
仁川学院には、キャリア教育として登壇もさせて頂いたり、南先生が僕にとっての恩師なんですけど、 先生と一緒に卒業式歌を創ったり、マリアの園幼稚園の田端神父がつくった園歌をアレンジしたりとか。 学院とは毎年なんかしら卒業してからも何かで関わっています。
事務局: 音楽や音がなんのためにあるのかについて、学校のカリキュラムでは見えていない、実際社会における存在意義を生徒のみなさんに伝えられているんですんね。 音大を卒業して、音楽の道でなかなか食べていけない人沢山いらっしゃいますものね。 様々な切り口で音や音楽に関わる視点をもつことで、社会での存在意義を見出せるというは、学校では伝わっていないことなんだろうと思います。
今回のインタビューを通して、音楽と何かとの接続が「ワクワク」しか感じませんでした! 読んで頂いたみなさんが、何か一緒にしてみたいなぁということがあれば是非アクセス頂いて「音楽×○○」につながって頂ければ嬉しいです。 アクセスに関しましては、油井さんに直接か、事務局あてでもどちらでも結構ですのでよろしくお願いいたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。